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User Friendly 2012 参加報告3 (Aaron Marcus氏:Sci-Fi映画から未来のUXを思い描く)

2013年1月11日
UXエバンジェリスト 金山

二人目のキーノートスピーカーとして、ユーザーインタフェース、インタラクティブマルチメディア、及び印刷・出版ドキュメントの分野で国際的に定評のあるAaron Marcus氏をご紹介いたします。(Aaron氏のLinkedInページ

Aaron氏は、ユーザーインタフェースデザインの会社である Aaron Marcus and Associates, Inc.(AM+A) の社長であり、全米で 22,000人以上のデザイナーがメンバーとなっている AIGA (American Institute of Graphic Arts) のフェローでもあります。

自分がUX系の道に進み始めた2001年、UPA2001カンファレンスで彼のチュートリアルを受講しました。
Cross-Cultural User-Interface Design for Work, Home, and On the Way
自分が常識と思っていたことは日本人としての常識であり、国によって文化や考え方が違うことを意識する必要があると思い知らされたチュートリアルでした。彼のトレードマークは、様々な色の角が生えた帽子です。角はそれぞれの文化を表しているそうです。(講演時の写真

今回のキーノートスピーチは、「Sci-Fi and CHI, HCI, UX: Past, Present, Future」と言うタイトルで、Sci-Fi(サイエンスフィクション)映画から未来のUXを思い描く内容でした。昔の映画に登場する「未来の製品」を取り上げていました。Aaron氏が少年時代に自作したダンボール製のロボットの写真が紹介されたり、今となっては当然と思えるものでも、未来を想像することで今の製品が創り上げられたのではないかと思えるものもありました。マイノリティーレポートで登場したジェスチャーによるインタフェースやアバターに登場するディスプレーなどは、かなり現実味を帯びていると感じられます。想像力を働かせて未来を創造するために、Sci-Fi映画はとても刺激的な方法なのかもしれません。

スピーチ(英語)の様子は、以下のURLから参照できます。(69分01秒)
※冒頭、広告映像が流れますが、その後に本編映像が流れます。
http://v.youku.com/v_show/id_XNDgxMDcxMTcy.html

Aaron氏のプレゼン資料(英語)と発話録(中国語)は、以下のURLからダウンロードできます。
プレゼン資料: http://www.userfriendly.org.cn/Newsletter/20121217/images/4_1.pdf
発話録: http://www.userfriendly.org.cn/Newsletter/20121217/images/4_2.pdf

UX Magazine 次号(2013年4月出版)は、今回のキーノートスピーチに関連した特集になっています。
UX Magazineのインデックスページ  次号特集「UX 13.2: UX and SciFi: Wowee, Zowee, and Beyond!」

詳細は、2013年1月17日(木)のセミナーでご紹介いたしますので、是非、お申し込みください。

User Friendly 2012参加報告セミナー 【詳細とお申し込み】