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USID2011(Auroville, India)予告編

2011年10月26日
UXエバンジェリスト 金山

2011年11月2日-5日にインドのオーロヴィルで開催されるUSID 2011にスピーカーの一人として参加いたします。ウェブサイト上で分かる内容とイベント主催者から得られた情報を基に、どのようなイベントなのか参加前にお伝えしたいと思います。

USIDとは

USID (Universal, Sustainable, Innovative Design for social change)は、2007年にインドで設立された非営利団体で、毎年インド国内でUXイベントを開催しています。今年のテーマは、「Design for Social Innovation & Sustainable Development」となっており、20以上のプレゼンと共にAcademic Showcaseと言った学生向けの発表の場も提供されます。USID設立者のRaman Saxena氏とは2009年に中国のUXイベントで知り合い、USIDのことを教えていただいていましたが、今回初めて参加する機会を得ることができました。

オーロヴィル(実験型エコビレッジ)

オーロヴィルはインド南部の東海岸に位置し、チェンナイから車で約3時間の場所にあります。経済的、文化的、環境的に自立した持続可能な自然循環型社会の創造を目指している実験型エコビレッジです。USIDのテーマとも合致するこの場所がイベント開催場所として選ばれたようです。オーロヴィル近くのポンディチェリーはフランス領だったこともあり、街並みは地中海風で西洋料理を提供するレストランが多いらしいので、インドらしさは旅の途中で味わうことにします。

プレゼンの傾向

タイトルを眺めてみると、Design, Social, Sustainabilityと言ったテーマに沿った言葉の他、for Children, the Girl Child in Poverty, emotional needs of girl children のように子供達のためにテーマアップされたものもあり、社会的な状況が表れています。"B2B-B2C-C2C: Internet Trends and innovations for the next Billion"と言うビジネスに近いテーマや"Polycentric e-Governance, Community Knowledge Enterprises and Linking of Education and Development" と言う政策と関連したテーマも見受けられます。インドと言う国に対して「数学やITに強い」と言うイメージを自分は持っていましたが、社会的な問題・課題として捉えながらビジネスに繋げていく姿勢には、見習うべき点は多いのでは無いでしょうか。

初めてのインド渡航になりますが、イベント参加を通してインドの文化や人々に触れ、少しでも多くのことを学んできたいと思います。参加状況は、本Blogにてご報告いたします。